
集中して動き、魅せられて動き、心のまま動く。
日常の中の点と線。
*夜明け。ヨガとアヴィヤンガを呼吸と共に。
*白いんげんのペーストに白ワインやグリーンオリーブ、ケッパーを。
アンティーチョークとドライトマトのキッシュを仕込む。
*知らない国の光景や記録から心動くものにポストイット、
列車の時間やレンタカーの手配、フライト時間を調べる。
*新たに手にした、NIKON DF用のノートを作り
わかりやすく光や画角、レンズなどについて書き留める。
*クラス用にそれぞれの体質や、呼吸、フローと滞りを見る。
*小さな絵をいくつかクリスマスカード用に描き、
足りない画材をオーダー。
*旅用の冬物をピックアップ。
雪の森にも行くから、今年は初めてSORELでブーツを。
普段着ることのない温かいニットなどは、選ぶことも特別。
*いつも使用してるオーガニックの白いベッドリネンを
ポーランドにオーダー。
*クラスをして、文をひとつ書いて、ランチを作り、午後から外出。
夜は映画を観て、家で友達と過ごしました。
点は心の分身で、点に魅かれながら動いて線を描く。
分身とは、自分の心に触れてくるもの。
本当は動いているのは自分ではなく、
決めると体験する世界がヒトコマづつ変容しているのかもしれない。
どちらにしても、大きな星図や地図や絵を描いているようだね。
極上のネロリを焚きながら、ゆっくりそんな話をしました。
6歳の時に出会った、大好きな宮沢賢治の言葉を
ずっと心に持ち続けています。
「生徒諸君に寄せる」の一節です。
「宙宇は絶えずわれらによって変化する
誰が誰よりどうだとか
誰の仕事がどうしたとか
そんなことを言ってゐるひまがあるか
新たな詩人よ
雲から光から嵐から透明なエネルギーを得て
人と地球によるべき形を暗示せよ」
子供の私は心震わせ、その後この静かで強い分身を点として
無数の線を延ばしていきました。
限りなく自分そのものの点と線を辿ることで、
人生は豊かになり、色を増していくような気がします。
明日何に分身を見るかは、インスピレーションに任せて。
遠くで小さな花火を打ち上げる音、
新月過ぎて無数の星の気配がする週末です。
