
3月という時間。
記念日、思いがけない始まり、点々と散っていく別れ。
特別な記憶が降り積もる、夢との境が曖昧な3月。
ある年は雪が降って、ある年は桜がひらき
今年は濃密な旅とリトリートを終え
雨季のハワイ特有の光と水の世界で過ごしています。
今日は、3月3日。お雛様。
小さな陶磁器のお雛様を飾り、ヴィーガンのちらし寿司とお吸い物
フランボワーズのショコラでささやかに桃の節句をお祝いしました。
3月が始まると、新しいソープを作ります。
生きているようなオイルは、その年の3月の天体や植物に合わせて選び
ミネラルとシアバターでこっくりとした石鹸に仕上げます。
そしてリネンやフレグランス、耳にする音や色も
いつもより意識的に選びます。
何故、3月なのか。
実は自分でもよくわからない。
でも、中心にある大きなものとつながるチューブを
綺麗にして、時間からも自由になる。
沈静することで、余計なものは沈み
意図して叶うことが天に昇っていくような。
私にとって、3月はいつもそんなタイミングなのです。
最近、映画を観ても、本をひらいても、人と話しても
音楽を聴いて旅に出ても、同じ質問の答えがやってくる。
私たちは、この質問の答えを全てに視ているような気がします。
春は浮上して照らされ、明らかになっていく時。
Who are we?
新月も過ぎて、光も影も色を変えていきます。
新しい週末を。
