
鏡に映る月、桃色の空に浮かぶ月、海に照らされる月。
そこだけ水を湛えたように、煌々と揺れながら
はじまりを照らしてる。
あけましておめでとうございます。
大きな満月とともに、新しい時間がひらきました。
厳かな日本の年越しとはうらはらに、ハワイは無数の花火と
ファイヤークラッカーの激しくも華やかな年明けでした。
夜明けに目を覚まし、ヨガと瞑想、海に昇る黄金の光を見て
丁寧に小さなおせち料理とお雑煮の支度を。
磨かれた家、新しい花々、風に含まれる春の香り。
この明るく照らされた静けさを、心の底に置いておきたい。
そして、神々が降りる森ヌウアヌにある
毎年恒例のハワイ最古の神社、布哇大神宮へ初詣へ。
ここへお参りに来る時は、いつも快晴。
茅の輪をくぐり、宮司さんに祝詞奏上、お祓いをして頂き
昨年の感謝と新年のご挨拶を神様にしました。
周りの大きな木々や緑に雅楽が響き渡り、光が乱反射して
何かそこに必要な情報が含まれているような気持ちに。
同じとき、同じ世界はない。
まるで、そう言われているようでした。
その後、森と小さな滝でチャントともにハワイの神々にもお祈りを。
ハワイの島々、神々にお祈りをする時、自分たちの命を受け入れてくれていることや
目に見えない臍の緒のようなもので、自分ととてつもなくおおきなものが
繋がっているという気持ちに震え、涙が溢れるのです。
今年最初に目にした言葉があります。
He ‘olina leo ka ke aloha
ヘ オリナ レオ ケ アロハ
喜びは、愛が宿る声にある。
声は心からやってくるから、温かい音を伝えるために
心に毎瞬、愛を持とう。
体、細胞にそんな音を響かせて生きよう。
昨年は心が向かう場所へ何度も旅に出た1年でした。
2018年も、地球のどこかで出逢えますように。
本年もどうぞよろしくお願いします。
