
海の中にいるような、金曜日。
春が終わり、夏へ向かう季節。
振り返ると、春は新しい出逢いが次々やってきました。
自分の心に闇をみつけると、敢えてそちらに向かい光に変えてきた人たち。
その積み重ねが、高らかに歌うように凜とした存在感を残していきます。
そして、静寂のうちで築く信頼は、私の中にもしなやかな軸を生み出してくれました。
私は、必ずひとりの時間を持ちます。
勉強をして、ジャーナルを書き、瞑想して、ヨガ、本を捲り
映像に触れ、料理の仕込み、運転中に歌い、海の深い場所へ向かいます。
そして、ひたすらインスピレーションをみつめます。
人と共に生きる時間、そしてひとりの時間は、
陰陽のような絶妙なバランスで私を望む場所へ運びます。
インスパイアされ、自分を生きることは
人に何か出来る唯一のことのような気がするのです。
ハワイの神聖な海辺に訪れた時、こんな話を聞きました。
川のエネルギーと海のエネルギーが交わるこの場所は
混沌としていながら多くのものが混ざり合う。
そのカオスから全てが始まり、0(ゼロ)のような澄み渡る世界。
人や自然と共に生きながら、静寂を持ち続けなさい。
そこから、目の前の世界は生まれる。
0の静寂とは、私にとってのひとりの時間。
心身ともに軽くなって、羽が生えたように視界も広がり照らされます。
自分が何を望んで、選ぶのか。
迷うこともなくなる。
それは、森や山に籠らなくとも
日常の中で意識的に選ぶことができる。
今朝、新月から満月用のお茶を、庭のハーブをいくつか摘んで
丁寧に淹れました。
そんな小さなことで、体の感覚が変わるから不思議です。
幸せな週末を。
